というわけで、10月6日から長野県駒ヶ根市にある訓練所でウズベク語のトレーニングを受けておりました。 駒ヶ根訓練所は1984年の夏から秋に、初めてのJICAボランティア(このときは青年海外協力隊)への派遣前訓練を受けて以来、32年ぶりでした。 協力隊訓練所の独特の雰囲気を味わいながら、ウズベク語漬けの一ヶ月余でした。 この歳で新しい言語を習得しようというのは、ほぼ無謀な試みであることを痛感する毎日で、「新しい単語や言い回しを覚えるスピードの二倍の速さで、覚えた単語・言い回しを忘れていく」という、歳相応の「ていたらく」を痛いほど実感させられた一ヶ月余でもありました。
おまけに、訓練中にインターネットで得た情報によると「ウズベキスタンは、ソビエト連邦時代の名残でいまだにロシア語がかなりの割合で流通していて、学校でも『ロシア語のクラス』と『ウズベク語のクラス』があったり、ロシア語・ウズベク語のバイリンガルもいるけれど、どちらかだけ、という人も多い」とか。 私の職種はコンピュータ関連ですので、気になったのでおそるおそるウズベク語の先生に「ウズベキスタンのパソコンは何語ですか?」と尋ねると、あっさり「ロシア語ウィンドウズですよ」と。 「WordやExcelもロシア語で表示されるのですか?」と問うと「もちろん」と。 今回の要請書には「業務用言語:英語」とありましたので、「ロシア語ウィンドウズといったって、仕事は英語でなんとかできるはず」という一縷の望みも、現地からの情報で、「配属先で英語が通じる可能性は限りなく低い。 英語がなんとか通じる若者をみつけられたら、とても幸運だと感謝すべし」というブログ記事で、あっけなく消えてしまいました。
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