自動翻訳・・・どうしてこんなにお粗末なんだろう???

木曜日 , 27, 9月 2018 Leave a comment

Microsoft Office の Excel を使っていて、「範囲名」の扱いで操作が分からなかったので、いつものようにGoogleで適当にキーワードを与えて情報を検索してみました。

Googleに与えたキーワードは「Excel 範囲名 表示」。

二番目あたりにでてきたのが、
https://support.office.com/ja-jp/article/%E5%90%8D%E5%89%8D%E4%BB%98%E3%81%8D%E7%AF%84%E5%9B%B2%E3%82%92%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%81%99%E3%82%8B-14513df5-0d79-4cd5-9a03-968905b244e6

Officeのサポートサイトで、ページの表題には「名前付き範囲を検索する」とあります。

私が知りたかったのは、Excelの関数に「範囲名」を埋め込みたくて、「範囲名」の正確な綴りを知りたい、そのために「範囲名一覧」を表示する操作法を知りたい、ということだったのですが・・・・・・
最初の一行目を読んで、愕然とした、というか、「あれっ! 理解できない日本語だ!」という驚きが最初にきて、そのあと「あちゃーっ! ウズベキスタンにいるうちに日本語の理解能力が落ちたんかな~?」という疑問が頭をかすめ、次の瞬間には「ええかげんな和訳、載せよって!! 自動翻訳でも一回くらいチェックしてから載せんかい!!」と怒りに変わりました。

件(くだん)の訳文は、これ;
 「したがってには、名前のセルの範囲でした. 場所を忘れてしまった場合などです。」

わかりますか、この日本語?

ページの先頭に、言い訳がましく
  「・・・自動翻訳によって翻訳されているため、文章校正のエラーや不正確な情報が含まれている可能性があります。・・・こちらに 英語の記事 があります。」
と書かれてあったので、「英語の記事」とやらを見てみます。 件(くだん)の訳文の原文は、これ;
  「So, you’ve named a range of cells, and … perhaps you forgot the location. ・・・・」

中学レベルの素直な英語です。 なにも考えずにそのまま訳せば、
  「セル範囲に名前を付けたんだけれど、その場所(セル位置)を忘れてしまったのでしょう・・・」
というような内容ですね。 このページを訪ねてきたユーザーの状況を察するに、というようなニュアンスでしょう。

で、そのような簡単で素直な英文が、どうして「したがってには、名前のセルの範囲でした. 場所を忘れてしまった場合などです。」となるんでしょう???

ずっと昔にも同じ経験があります。 どこか忘れましたが、コンピューターソフトのマニュアルで、ひどい翻訳文にあきれて、英文(原文)で作業することにした、という経験が何度かありました。

最初の言い訳「・・・自動翻訳によって翻訳されているため、文章校正のエラーや不正確な情報が含まれている可能性があります。・・・」は以下のように書くべきでしょう; 
  「・・・自動翻訳によって翻訳されているのに加えて、文章校正をサボッた怠慢による意味不明な訳文や・・・」

とりわけ「ソフトウェアについての知識」がなくても、上の和訳のひどさ、というか日本語になっていない訳文、をチェックすることは可能だと思います。
そのレベルの査読すらせずに公開してしまうのは、企業の姿勢として、ユーザーをあまりにもバカにしているんじゃないかな、と思いますが、いかがでしょう?

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