【タシケント メトロ巡り  (5)Chilonzor線】

火曜日 , 19, 2月 2019 Leave a comment

【タシケント メトロ巡り  (5)Chilonzor線】

タシケントのメトロ駅探訪 今回はChilonzor(チロンゾール線)の駅です。
Chilonzor線はタシケントを北東から南西に走る路線です。
北東の終点は、今はBuyuk Ipak Yo’li(シルクロード)駅と呼ばれてますが、少し前までMaxim Gorky(マキシム・ゴーリキー)駅と呼ばれていて、今でもタクシーで向かう時など、「マクシム・ゴーリキーまで」と頼むほうが通じやすいです。 南西の終点はOlmazor駅(旧Sobir Rahimov駅)。
メトロ路線地図(Chilonzor線)

Chilonzor(チロンゾール)駅
チロンゾール駅(1)

チロンゾール駅は、ホームを明るく照らすシャンデリアと、見ているとホッとするような素朴で柔らかな印象のカラー・レリーフが特徴的な駅です。
チロンゾール駅(2)チロンゾール駅(3)チロンゾール駅(4)チロンゾール駅(5)
チロンゾール駅(6)チロンゾール駅(7)

Milliy Bog’(ミリーボグ)駅
ミリーボグ駅(1)

ミリーボグ駅、 ホームに並ぶ柱と天井の接点をつなぐ白い文様調のレリーフが美しい駅です。、
線路側の壁にもいくつかレリーフがありますが、それらはどうやらソビエト・ロシア時代のものではないか、と思われます。
凝った飾りつけではなく、どちらかというと地味なほうかもしれませんが、すっきりしていて見ていて疲れない駅です。
ミリーボグ駅(1)ミリーボグ駅(2)ミリーボグ駅(3)ミリーボグ駅(5)ミリーボグ駅(4)

Paxtakor(パフタコル)駅
パフタコル駅(1)

タシケントを北東から南西に走るチロンゾール線と北西から南東に走るウズベキスタン線とが交差するところ、ウズベキスタン線側の駅はAlisher Navoi(アリシェル・ナボイ)駅、チロンゾール線側の駅が、このPaxtakor(パフタコル)駅です。
線路側の壁面全体に幾何学文様の美しいタイル・アートを見ることができます。
ホームの柱や柱頭の飾りも美しいのですが、欲を言えば、天井にもう一工夫あってもよかったんじゃないか、と。
壁一面にタイルを貼って、予算が足りなくなったのか、なんとなく手抜きっぽい天井です。

パフタコル駅(2)パフタコル駅(3)パフタコル駅(4)パフタコル駅(5)
パフタコル駅(6)パフタコル駅(9)パフタコル駅(7)
パフタコル駅(8)

Mustaqillik Maydoni(独立公園)駅
独立公園駅(1)

市内中央にある独立公園の最寄駅です。
いつも「ムスタキリク・マイド~ム」と云ってましたが、綴りをよく見ると「ムスタキルリク・・・」ですね。「マイド~ム」も「マイド~ヌ」ですね。やはり発音はキリル文字で見るとよくわかります。 キリル文字はほとんど例外なく、文字と発音が一対一に対応しているので、綴りを見ればほぼ正しく発音できます。Мустакиллик = 「ムスタキルリク」ですね。
この駅は、壁面にはあまり目立った装飾がないのですが、真っ白な柱頭・線路上にも続くシャンデリア・ホームと線路上の真っ白な天井部分の幾何学文様が見事です。

見ごたえのある駅で、お薦めです。
独立公園駅 2独立公園駅 3独立公園駅 4独立公園駅 5独立公園駅 9独立公園駅 6独立公園駅 7独立公園駅 8独立公園駅 10

Hamid Olimjon(ハミド・オリムジョン)駅
ハミド・オリムジョン駅(1)

この駅の見どころは、壁面からドーム状の天井まで伸びるレリーフ。
そして、シンプルですが、ドーム状の天井を照らしてすっきりと立つ照明。
地味ですが、壁面から遠慮がちに伸びる間接照明。

派手さはないのですが、好きな駅のひとつです。
ハミド・オリムジョン駅 2ハミド・オリムジョン駅 3ハミド・オリムジョン駅 4ハミド・オリムジョン駅 5ハミド・オリムジョン駅 6ハミド・オリムジョン駅 9ハミド・オリムジョン駅 7
ハミド・オリムジョン駅 8

Pushkin(プーシキン)駅
プーシキン駅(1)

チロンゾール線の北東側終点駅は、今は「シルクロード駅」になってますが、つい最近まで「マクシム・ゴーリキー駅」でした。 その隣の駅が、この「プーシキン駅」です。
タシケントの地下鉄は、歴史に名を遺す人々(政治家・英雄・文人など)の名を冠した駅が多数あります。
ここもロシアの文豪・プーシキンの名を冠した駅です。
終点の旧名「マクシム・ゴーリキー」も同様です。
なぜか、トルストイやドストエフスキーがないですね、・・・個人的には少々残念ですが・・・ そう言えば、音楽家の名前もないみたいですね、ソビエト・ロシア時代の建設ですから「ショスタコービッチ駅」とかありそうなんですが・・・  「十月革命駅」は「アムール・ティムール広場駅」に、「コムソモール駅」は「ミリーボグ駅」に、といった具合に、独立後、極力ソビエト・ロシア色を払拭しようとした当時の指導者達の、複雑な「対ソビエト・ロシア感」みたいなものがそこかしこに感じられます。

「プーシキン」もキリル文字を見てみると、Пушкин で、キリル文字のまま発音すると「プーシュキン」かも・・・?

この駅の見どころは、柱の上部の照明と天井、・・・全体的に地味な印象を受けますが、壁・柱・天井がそれぞれまとまりがあって、というか、どれも突出してなくて(=自己主張してなくて)落ち着きます。
プーシキン駅 2プーシキン駅 3プーシキン駅 4プーシキン駅 5
プーシキン駅 6プーシキン駅 7

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