【タシケント メトロ巡り (5)Chilonzor線】
タシケントのメトロ駅探訪 今回はChilonzor(チロンゾール線)の駅です。
Chilonzor線はタシケントを北東から南西に走る路線です。
北東の終点は、今はBuyuk Ipak Yo’li(シルクロード)駅と呼ばれてますが、少し前までMaxim Gorky(マキシム・ゴーリキー)駅と呼ばれていて、今でもタクシーで向かう時など、「マクシム・ゴーリキーまで」と頼むほうが通じやすいです。 南西の終点はOlmazor駅(旧Sobir Rahimov駅)。

Chilonzor(チロンゾール)駅

Milliy Bog’(ミリーボグ)駅

Paxtakor(パフタコル)駅

タシケントを北東から南西に走るチロンゾール線と北西から南東に走るウズベキスタン線とが交差するところ、ウズベキスタン線側の駅は
Alisher Navoi(アリシェル・ナボイ)駅、チロンゾール線側の駅が、このPaxtakor(パフタコル)駅です。
線路側の壁面全体に幾何学文様の美しいタイル・アートを見ることができます。
ホームの柱や柱頭の飾りも美しいのですが、欲を言えば、天井にもう一工夫あってもよかったんじゃないか、と。
壁一面にタイルを貼って、予算が足りなくなったのか、なんとなく手抜きっぽい天井です。








Mustaqillik Maydoni(独立公園)駅

Hamid Olimjon(ハミド・オリムジョン)駅

Pushkin(プーシキン)駅

チロンゾール線の北東側終点駅は、今は「シルクロード駅」になってますが、つい最近まで「マクシム・ゴーリキー駅」でした。 その隣の駅が、この「プーシキン駅」です。
タシケントの地下鉄は、歴史に名を遺す人々(政治家・英雄・文人など)の名を冠した駅が多数あります。
ここもロシアの文豪・プーシキンの名を冠した駅です。
終点の旧名「マクシム・ゴーリキー」も同様です。
なぜか、トルストイやドストエフスキーがないですね、・・・個人的には少々残念ですが・・・ そう言えば、音楽家の名前もないみたいですね、ソビエト・ロシア時代の建設ですから「ショスタコービッチ駅」とかありそうなんですが・・・ 「十月革命駅」は「アムール・ティムール広場駅」に、「コムソモール駅」は「ミリーボグ駅」に、といった具合に、独立後、極力ソビエト・ロシア色を払拭しようとした当時の指導者達の、複雑な「対ソビエト・ロシア感」みたいなものがそこかしこに感じられます。
「プーシキン」もキリル文字を見てみると、Пушкин で、キリル文字のまま発音すると「プーシュキン」かも・・・?
この駅の見どころは、柱の上部の照明と天井、・・・全体的に地味な印象を受けますが、壁・柱・天井がそれぞれまとまりがあって、というか、どれも突出してなくて(=自己主張してなくて)落ち着きます。






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