ウズベキスタン、不思議あれこれ(2)

木曜日 , 13, 7月 2017 Leave a comment

【そこまでできてて、なんで手書きなん?!!】

銀行口座に連動したカードで現金の出し入れができ、またキャッシュディスペンサーの所定の場所に通帳を差し入れれば入出金明細がきちんと印字されて出てくる、というのは日本の銀行ではもう当たり前の光景ですが、世界のどこでもそうなのだろうか、というとそういうわけではなく、ここウズベキスタンでもやはり「そこまでオンライン化できてるのに、なんでやねん?!」というような、お話。

私たちJICAボランティアは全員NBU(National Bank of Uzbekistan ウズベキスタン国立銀行)、たぶん日本で言うと「日本銀行」みたいな銀行に口座を開設します。JICA・HQから入金があるとJICAウズベキスタン事務所が入っている「ビジネスセンタービル」のとなりにある立派な高層ビルで、厳重なセキュリティチェックを通過して、一階の広々したオフィスに、「JICA担当」というわけでもないのでしょうけれど、いつもお世話になる「とびきり美人な」担当オフィサーがいて、簡単な手続きで預金引き出しをサポートしてくれます。

手続きに必要な書類は、「アグレジテーションカード」(ウズベキスタン滞在中の身分証明書のようなカード、パスポートより頻繁に提示を求められる大切なカード)と預金通帳です。(どういうわけか、パスポートの提示を求められたことはありません)

問題は、この預金通帳。
下図のように、なんと「手書き」です。 
担当の「とびきり美人な」オフィサーが、「いくら引き出しますか?」と質問し、それに応えると、軽やかに端末を操作して口座残高を照会し、引き出し額を入力し、画面を見ながら通帳に「手書き」で書き写していきます。
NBUの通帳 表紙NBUの手書きの入出金明細

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
預金管理がほぼ完璧にオンライン化されているにもかかわらず、「とびきり美人な」オフィサーが目の前で私の通帳に手書きで入出金明細を書き込む光景に、「そこまでオンライン化できてるのに、なんで手書きなん?」と思わず突っ込みをいれたくなるのですが、相手が「とびきり美人な」オフィサーなので、自重します。

やはり、「通帳の該当ページ・該当行まできちんと管理して入出金明細を通帳に印字する」という日本のシステムのほうが異常なのかな・・・・と思いました。

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