ガイアナの家は2階が玄関??

【ガイアナの家】
 
ガイアナで見る家の特徴と言えば、「ほぼすべての家屋で、2階へ通じる階段が外付けされていて、1階に、いわゆる『表玄関』がなく、2階に主たるリビングと広いベランダがある」という構造でしょう。
 
下の写真のように、1階は物置のような空間になっている家屋が多く、外付けの階段をあがって2階に玄関があります。
ジョージタウンや他の海岸沿いの街はほとんどが海抜0(ゼロ)m地帯で、すこし内陸に入ってもデメララ河やエセキボ河などの大河沿いで、ほとんどの街が少しの雨でも浸水してしまうようです。そのため、一軒家の場合、たいていの家屋では浸水に備えて、2階を主たる生活空間としていて、屋外から直接階段で2階にはいるような構造になっているようです。

ガイアナの家屋(1)ガイアナの家屋(2)ガイアナの家屋(3)ガイアナの家屋(4) 廃屋寸前、しかしまだ現役の家
 
 
 
 
 
ジョージタウンの街には下の写真のように、建設途中のままの建物を頻繁に目にします。 建設資金がショートして途中で放棄したのか、私が滞在している間、いっこうに建設工事が進行する気配はなくて、このような建物をけっこうたくさん見かけます。 
一般家庭の家屋では、ほとんど基礎工事らしい工事はなくて、ブロックを積み上げて、その上に壁を板張りしたり、モルタルで塗ってあったり、地震がないせいか、日本では考えられないような弱々しい作りになっています。 大きなビルの場合も耐震建築とはとても思えない構造で、細い柱や細くて少ない鉄筋など見た目にも明らかに弱々しい作りです。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて建てられた木造建築物が、かなりしっかりと残っていて、今もまだ現役で働いているのをジョージタウン市内で見たりすると、建築物の品質面ではたして昔より良くなったんだろうか、と疑問に思うこと、しばしばです。
建設途中のままのビル(1)建設途中のままのビル(2)
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