「環境教育」というテーマで赴任しているシニアボランティアのKaさん。精力的な活動を続ける彼女はつい数年前までエチオピアで青年海外協力隊員をやっていた、という、まだ４０代そこそこの若いシニアです。タフな芸術系です。 好奇心旺盛で「世の中に食べられへんもんなんて、あるんですか？」と言わんばかりにローカルな市場に出かけて食材をさがし、「市場でおいしそうな魚があったんでフライにしてみました、食べてみてください」「アズキみたいな豆、見つけたんで、ゼンザイ作ってみました」etc. etc. と何度もご相伴にあずかりました（ひょっとすると、「可食性の実験台」？）。市場の魚は、日本では見たことないような魚がほとんどで、「このフライの魚、原形はどんなんやったんかな・・・」と多少の不安はありましたが、いつもたいへん美味でした。たぶん、Kaさんは世界中、どの途上国でもしっかり生きていける強靭な人間力の持ち主です。
任期完了間近の10/9(金)、Kaさんの呼びかけで、海岸沿いにある六角形の建物の外壁に壁画を描く作業のお手伝いをしてきました。今回の作業は、Kaさんの協力活動の一環で六角形の施設（ここで毎日、市内の水路から海へ定時排水がおこなわれるそうです。中に大きなポンプが設置してあります）の壁に絵を描こう、というもの。環境保全の啓発的な内容の絵を４枚、ガイアナ人と一緒に描きます。ガイアナの美術学校の学生さんや先生が助っ人に来てくれました。
４面の壁にはすでにKaさんによるデッサンの下絵が描いてあって、私たち助っ人の作業は「塗り絵」です。
朝９時頃から作業をはじめ、昼食をはさんで炎天下の作業がつづきました。
私たち助っ人は３時前には作業を切り上げて宿舎に戻りましたが、Ｋａさんは後片付けなど夕方遅くまで作業していたようです。ほんとにタフなシニアです。
作業中の様子など。
