「ガラスマオの滝」で観光名所にもなっている、本島西北部の州です。
このカナ表記(ガラスマオ)もこのまま日本語読みしてパラオの人に通じるか、微妙です。
ネイティブ・パラワンの発音を聴いてみましょう
綴りの中にある「d」ですが、
1. 語頭かつ母音の前では有声音[ð]、子音の前では無声音[t]
2. 母音にはさまれた場合、有声音の[ð]で発音する
というパラオ語音素のルール(Robert E Gibson ”Palauan Causative and Passive – An incorpration Analysis(1993)” )に従えば、1.の「子音の前のd」が適用されて、「t」音で発音されるので、それが日本人の耳には「ス」と聴こえたのかもしれません。
発音例を聴いても、[d]は聴こえない、ほとんど無声音になってます。
しいてカナ表記すれば、「ガルトゥマウ」でしょうか????
下の写真は、「ガラスマオの滝」です。 少し前まで滝のあるところまではジャングルの中を歩き、川に胸のあたりまでつかりながらたどり着いて、トレッキングっぽい楽しみがありましたが、最近「モノレール式トロッコ」なるものが敷設され、滝の周辺にも見物用板敷きなどが設置され、すこし観光地化してきたようです。
