やはり土地台帳と住所が必要!

少し前、用があってアイライ州の州政府オフィスを訪ねる機会がありました。
アイライ州はコロール島から橋を渡って本島(バベルダオブ島)の最初の州です。
州政府オフィス(StateGovernmentOffice)の場所が不明でしたので、インターネットで調べてみました。 まず、”palau airai state government” をキーワードに、googleで検索すると、やはりトップに州政府の公式サイトがありました。

「Airai State Government」というページ(http://airaistate.com/airaistategovernment_files/airaistategov.html)にたどり着いて、なんとか州政府オフィスの説明らしいのが見つかりましたが、所在地の説明は以下のとおりです。

まず、住所として、
    Airai State Government
      P.O. BOX 8009
      KOROR, PALAU 96940
    これは、コロールの郵便局の私書箱なので、アイライ州政府オフィスの
    所在地情報としては全く役にたちません。

そして、周辺地図も見当たらず、ようやく見つけた所在地の説明が、これです;
     The Office Building of the Airai State Government is
     a short distance away from the Palau International Airport
     and located along the main road to Koror State
     and/or Ngerulmud Capitol.
     
     アイライ州政府オフィスの建物は、パラオ国際空港のすぐ近く、
     コロール州や新首都に通じるメインロード(コンパックトロード)沿い
     にある。

この説明でStateOfficeにたどり着ける人って、いるのかな~???
読みながら、(腹立ちを通り越して)笑ってしまいました。
(なぜ簡単な周辺地図を添えてくれないのでしょう??)

実際にStateOfficeを見つけたあと、「私ならこういう説明文にするんだけどな・・・」と頭に浮かんだのをご紹介しておきます。

     Go along Main road and stop at the junction to PNCC
     head office. On the right-hand side of the junction,
     you will find a two-story building. That’s it!

それよりも、なによりも、パラオ全土の土地台帳を作って、住所を定め、
住所入りの詳細な地図をはやく作ってもらいたいものです。
そうすれば、「アイライ州xxxハムレットxxx番地」ですむことですし、
地図さえ読めればすむことなのに・・・・・

同時にまた、「自分ならこれで理解できる」という情報伝達が、往々にして
何も伝えられないこともある、ということも勉強できました。
(おそらく、上のアイライ州サイトを作った人は、自分で頭のなかに
 道順をイメージしながら、「私ならこれでわかる」と納得して
 あの説明文を書いたのでしょう。 情報を正しく伝えることは
 むずかしいことですね。)

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