パラオ語で頻繁に見かける、er a
Lewis S. Josephs によると、ER + A は
relational word(ER) + A + noun
あるいは
relational word(ER) + pronoun/demonstrative
の形をとる、とのことです。 (”Handbook of Palauan Grammer” vol 1)
前者の例としては、
Ak mo er a class. I’m going to class.
後者の例としては、
Ng hong er ngii. It’s his/her book.
があります。
発音としても、er a を明示的に発音することはほぼ決してありません。
前に母音があれば、仏語でいう「リエゾンする」発音になります。
上の例では、 ・・mo er a・・ は[mɔ ɛr ə]ではなく、[mɔrə] になります。
er の e は音としては消えます。
別の例では、 er + a のほぼ全体が音として消える、というケースもあるようです。
ngar er a eungel ・・・・ ・・・・の下に、 under the ・・・
この場合、 だそうです。
音として消えるから、といって、書き言葉として省略することはできない、とのことです。
参照: 「er を調べる」