コロール島の西北側、コーズウェイを渡った先にある島です。
最初この名前を見たときは、「日本人の、アラカベという人がいて、その人を記念して島に名前をつけた」と真剣に思い込んでいましたが、こちらで綴りをみて、発音も聴いて、どうも違うな、と感じるようになりました。 日本語表記にするとそのような誤解、というか思い込みに陥りやすい島の名前や土地の名前は他にもあります。 例えば、「アルモノグイ」 これは州の名前、これも綴りで見ると、 Ngaremlengui ですから、「アルモノグイ」と表記するのは少々ムリがあるような気もしますが。
綴りについても、Arakabesang と綴っている場合と、 Ngerkebesang, あるいは Ngerekebesang と綴っているケースがあります。 この辺りは、パラオ語の正書法が未確立な現状によるのだと思われます。 つまり、どちらが正しい、という評価は現在のところ、できません。 いつの日か、正書法として、いずれかの記法が「正しいパラオ語の表記」と決められることでしょう。