【アフリカの音楽から (7)】 「Kumbaya」他

日本でも知名度の高い、南アのゴスペルグループ・Soweto Gospel Choirです。
Kumbayaという曲は、1960年代ジョーン・バエズやピート・シーガーなどフォークソング系の人たちが歌って一時期ヒットしました。どちらかいうと、キャンプファイアを囲んでみんなで歌う、といった感じの曲でした。 アフリカ・スワジランドに来て、Soweto Gospel Choir(以下SWCと略記)のKumbayaを聴いて、すっかり印象が変わりました。 かつて聴いた、プロテストソング風でもなく、「みんなで歌おう」的な曲でもなく、「アフリカに住む黒人の魂の歌」とでも言えばいいでしょうか、そういう曲になってました。「自らの運命に抗する術をもたず、ただ聖書の教えを信じ、救いの日を待つしかなかった人々の、魂の歌」でした。 聖書の祈りの言葉:Oh Lord, Come by here.「主よ、私はここにいます、ここにおいでください」が米国在住のアフリカ系黒人たちに特有の訛りで「Oh Lord, Kumba~ya」と伝わり、さらにアフリカへそのまま伝わって「ComeByHere」=「Kumbaya」になった、と言われています。

YouTubeで検索するとSWCの「Kumbaya」は2つあります。

これはライブ録音で、私はこちらのほうが好きです。
私のお気に入りのメンバーふたりが何度かズームアップされている、というのもあるのですが・・・  SWCのメンバーは皆さん自分の衣装の色をきめているのか、いつもほぼ同じ色でまとめています。 向かって右端、いつもオレンジ色の、リーダー格のおばさん、そして中央付近、いつも緑色で登場するかわいい女性、このふたりが私のお気に入り。

もうひとつはアルバム用のスタジオ録音らしく、完成度はこちらのほうが上かも。テナーサックスが入ったりでアフリカっぽさは、ほぼゼロ。
Soulfulという点では上のライブ録音のほうがずっと上、と感じます。

ジョーン・バエズのKumbayaです。 反戦歌になってます。

Soweto Gospel Choirのゴスペルソングをいくつか・・・
「Hosanna」・・・ 聖書の中(マタイ書の最後のほうだったか?)にでてくるイエスを迎え、賛美するヘブライ語。 奇跡と復活を讃える曲。 
  Let the weak say I am strong
  Let the poor say I am rich
  Let the blind say I can see
  What the lord has done in me
    ・・・
  to the lamb that was slain
    ・・・
  Jesus died and rose again

楽しい曲も・・・

楽しい曲をもうひとつ・・・ しかしこれも イエス・キリストを賛美する曲、ですね
いつも緑色の彼女が今回は濃いピンクです。 カメラマンも気に入っているのか、何度かズームアップしてますね・・
ソロをとっている女性メンバー、すごいですね、あれだけ動き回っても息の乱れひとつ見せず、汗もかかずに歌いきる、バイタリティーに脱帽・・・
口パクでごまかすこともあるという、日本の今風な若者グループにも見習ってもらいたいですね、この圧倒的な力強さ。そもそも腕の太さからして全然・・・

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