Swazilandという国

スワジランドは、南アフリカ共和国とモザンビークに囲まれた南部アフリカの内陸国です。

Swaziland Map

北・西・南を南アフリカ共和国に、東をモザンビークに囲まれています。
面積 : 約17,000km2(ほぼ四国くらい)
人口 : 約130万人
首都 : Mbabane (ムババネ)
政体は、一応「立憲君主」制といわれていますが、Wikipediaなどの記事を見ると、ブルネイ・オマーン・カタール・サウジアラビアと並んで世界でも希少な「Absolute Monarch」(絶対君主/専制君主制)と書かれています。

Swaziland Topography
右図でみるとスワジランドの地勢がよくわかります。西側が山岳地帯、東側の国境地帯にも山岳地帯があって中央東寄りに平地が広がっています。
首都Mbabaneは西側、南アとの国境に近い山岳地帯にあって、標高は1240mほど。

Swaziland Topography
下図は、首都Mbabaneの月毎の気温です。
冬(6-8月)、たまに零下を記録することもありますが、年間通して「寒からず暑からず」過ごしやすい気温といえます。

スワジランドには国王がいて、憲法(2006年施行)があり、一応「立憲君主国」なんですが、前頁にも書いたとおり、実質的には「専制君主国」で、

  • 国会があり、上下2院制になっていますが、憲法の規定によれば「国王の諮問機関」としての機能をもつ(「諮問機関的な機能しか持たない」と言うほうが正確でしょう)
  • 王党派と呼ばれる王政支持政党以外の政党は非合法化されている
  • 国王家(ドラミニ家)一族が国・官庁の要職を占めており、首相職もドラミニ家から選ばれる

というような国情です。

『Swazilandの日本人』

Swaziland在住の日本人は、(この記事を書いている2012年12月現在)定住者が5名です。 ご夫婦がひと組、単身で定住されている方がひとり、日本企業の在Swaziland駐在員が一名、Swazilandの男性と結婚してこちらに住んでいる女性が一名。 定住者はこれですべて。 

全員がMbabaneから20kmほど離れたEzulwiniという地域に住んでいらっしゃるそうです。 定住されていらっしゃる方々にとって、Mbabaneは住むにはあまり適さない街、ということらしいです。 たしかに、Mbabaneは谷間にあって、狭い土地に官庁や商業地域がゴチャゴチャとひしめきあっている印象があります。 駐車スペースもあまりなくて、不便です。 Ezulwiniは、同じように谷間ですが、土地に余裕が感じられ、空港に近いリゾート地ということもあって、これから観光地として発展するかもしれません。 私が働いている教育省のスタッフも、仲間の送別会などでレストランを使う場合は、わざわざEzulwiniのレストランを予約しています。 Mbabaneにはそうしたイベントに耐えるようなしゃれたレストランが見当たらないですね、首都にもかかわらず。

定住者5名のほかに、日本人というと、JICAボランティアはたった一名、私だけです。 あと、JICSというSwazilandで学校建設をおこなっている日本のNPO法人の方が一名、JICSと共に学校建設に従事していらっしゃる日本の建設会社の方が一名。 定住者、非定住者、総勢合わせても10名足らずです。

カテゴリー: Swaziland全般 パーマリンク

Swazilandという国 への4件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です