【スワジランド 生活事情】 ある日の昼食から:

ある日の昼食:ハンバーガー+ジュース

私の協力活動の舞台であるスワジランド教育・訓練省(Ministry of Education & Training)は谷間の街・ムババネの高台にあって、昼食の買い物にはお店のある中心街まで坂道を降りて行きます。 よく利用するのは、ガソリンスタンドの中にあるコンビニ店です(スワジランドでは、南アもそうですが、コンビニ店はガソリンスタンドに併設、というのが一般的です) 右の写真はよく食べる「ハンバーガー」、日本円で約150円ほどです。 炭酸飲料:約75円(スーパーだと約70円で、コンビニは割高なようです) 
 
 
 
 
 

ある日の昼食:ビーフシチュー + バナナ

左の写真は、やはり教育省の敷地への入り口で軽トラックの荷台を改造したような店(下の写真)でお弁当を売っていて、そこで買ったランチボックス、ビーフシチュー+ご飯。 日本円で約320円。 当地ではすこし贅沢な昼食です。 スワジランドの味付けは途上国には珍しく薄味で、私のような年配者にはたすかります。 ただコメはどのように煮ても炊いてもパサパサで、あまり食欲がわきません。 なにも言わなければご飯の量は写真の2倍以上で、とても食べ切れそうにないので、「半分でいいよ」と頼みます。こちらの人たちの食事の量ははんぱじゃないです。バナナは下の写真のおばさんのところで、一本E1.5(約15円)。 おばさんは毎日教育省の敷地でわずかな果物(バナナやオレンジ・リンゴ)を売っています。この日はどうも虫の居所でも悪かったのか、少々不機嫌でカメラを向けても笑ってくれませんでした。

教育省の敷地で毎日果物を売るおばさんランチボックスの売店:教育省緒の入り口で
「国民の約三分の二が一日2ドル(E20)以下で生活している」という貧しい国ですから、昼食にE30(日本円で約300円)以上使うのは「とても贅沢」という感覚になってしまっています。現地の生活レベルにあわせて金銭感覚がどんどんしょぼ~くなっていきます。一日E50(約500円)以上使うと「使いすぎじゃないかな~?」と思ってしまいます。
 
 
一般的な食材:トリニクと蒸したトウモロコシ粉
幸か不幸か、ムババネには「グルメ指向のしゃれたレストラン」も「ちょっと立ち寄ってみたくなるカフェ」もありません。 中華料理店(もどき)が2・3軒ありますが、コメが口に合わないので立ち寄ることもありません。 日本料理店はもちろんないです。 ですから食事で贅沢する、ということが「したくてもできないし、あまりしようとも思わない」というのが正直なところです。現地の人たちと同じように、左の写真のような「トリニクとパップ(トウモロコシの粉を蒸したもの)」(E17 約170円くらい)で充分おなかいっぱいになりますし、「一日2ドルって、どんな食生活なんだろう?」と考えると、これでも贅沢に感じてしまいます。
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