【アフリカの音楽から  (5)】   2014.8 記

2011年1月、エジプトで当時のムバラク政権に対する反政府デモにはじまる大きな騒乱がありました。 直前のチュニジアのいわゆる「ジャスミン革命」と並んで「アラブの春」とよばれる一連の大きなうねりが北アフリカを席巻する時期でした。 日本でも報道されましたが、その2ヵ月後の「3.11東北地方太平洋沖地震」のあの津波による大災害によって、「アラブの春」についてはほとんど詳細をきくこともなくなりました。

今、こうして「アラブの春」を象徴する2曲を聴くと、その後4年近い月日が経過してさまざまな紆余曲折のなかでエジプトはどちらに向かっているんだろう、あの「わたしの血の色は青い、春の色とおなじだ」と詩った詩人は今も元気だろうか、戦車の前に横たわった(倒れていたんだろうか?)3人の若者は今も生きているんだろうか、いろんな思いがよぎっていきます。

SoutElHoreya 「自由の叫び声」

Higher(Egyptian Revolution)

私はラップという音楽スタイルが苦手で、ラップの曲が聞こえてくるとたいていスィッチを切ってしまいます。
この曲もラップなんですが、どういうわけか、一生懸命聴いてしまいました。

カテゴリー: 雑感 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です